実家の片づけは、かけられる費用と時間で方法を決める
ずばりこれが実家の片づけを成功させるポイントです。
少しずつ、時間があるときに片付けて行こう…と考えて、帰省のたびに少しずつ片づけている方も多いかと思いますが、この方法では永遠に片付きません。
何日後までに片づける、と決めて一気にやってしまうのがポイントです。
もし、片付けに3日~1週間程度かけられる場合は、ご自身で一気に片づけられるかもしれません。その場合の方法も下記で解説します。
あるいは、3日や1週間もかけられないという場合はぜひプロの業者さんに頼ってしまいましょう。処分する品物の量や部屋の広さにもよりますが、交通費をかけて何度も実家に行き来するよりも安い金額で片付けが終わることもあります。
自分で片づけたい場合のおすすめ作業順
自分で実家を片づけたい場合、おすすめはの片付け順は下記です。
- 食器
- 本
- 洋服
- 物置、押し入れなど大きな物入
- 引き出しなど細かな物入
- その他
食器や本から片づけるべき理由
片づける順番はずばり、必要か必要ないかがはっきりしているものから順番に片づけます。
例えば食器。もう家族が少なくなって、6人分の食器はいらないよね?とか、このお皿とこのお皿は同じくらいの大きさだから何個もいらないよね? と必要か不要かがはっきりしています。
本も同様で、もう一度読む可能性があるかないかがはっきりしていますし、なにより今は電子書籍などで読むこともできますから、『手元に置かなくてもいいよね』という判断もしやすいかと思います。
ちなみに、片付けコンサルタントの近藤麻理恵(こんまりさん)も、断捨離は本から取り掛かることをおすすめしていますよ。
洋服や押し入れはペースがのってきたら片づけよう
食器や本など片づけやすいものをえり分けたら、今度はそのペースで洋服や押し入れの中の使わなそうなものに取り掛かりましょう。『1年使っていないものは捨てる』など期限を切ってもいいかもしれません。
この期限は人により自由に調整してよいと思います。ちなみに、汚部屋からの片付けに成功した勝間和代さんは、『2年使っていないものは捨てる』というルールで処分をされたそうです。
そして最後は引き出しの中など、細かいものを片づけます。これは、細かいものの中には必要な書類なども混ざっているかもしれず、片付けに案外時間がかかってしまうことと、もしここまで完了できなかったとしても小物は家の中で場所を大きくは取らないからです。
片付けは『場所をとる大きなものから』考えていくとよいでしょう。
実家のものをメルカリ・ヤフオクで売るのはお勧めしない
フリマアプリやオークションで販売しようとすると、売れるまで時間がかかってしまいます。
その間にどんどん時間がかかって結局片づけられなくなってしまうので、「これちょっと安いけど売れそうかな?」程度のものは思い切って捨ててしまった方が、実家の片付けの場合はおすすめです。
一方、本当に価値のあるものは残しておいて時間をかけて売ってもいいでしょう。ただしその場合は、何でもかんでも残しておくのではなく『5000円以上で売れそうなものだけ』など、基準を設けて残すとよいでしょう。
自力で片づけられない場合は業者に依頼しよう
不用品回収業者ではなく、この場合はぜひ生前整理なども行う『整理業者』に依頼して片づけましょう。
というのも、生前整理・遺品整理はただごみをどんどん運び出して処分するのではなく、丁寧に「いるもの」「いらないもの」をより分けるところから始まります。
廃品処分を専業とする不用品回収業者とはこのサービスのレベルが異なり、悪質な廃品処分業者の場合は不用品の中に現金や貴重品があっても報告せずに持ち出してしまうなどのトラブルも起きています。
そうしたことのないよう、生前整理・遺品整理業者は丁寧なサービスとホスピタリティを担保する業界基準を整備してきています。
業者に実家の片づけを依頼した場合の予算は?
片付け予算は片づける範囲の『広さ』『不用品の量』『立地』によって異なります。立地とは、業者のいるエリアからの距離だけではなく、階段のみか・エレベーターがあるか・近くまでトラックを寄せられるかどうかなどの条件です。
荒れ放題になっていたりしていなければ、一部屋の片づけ+清掃で3万円~が相場となっています。
こちらの参考事例もぜひご覧ください。
いい整理では、豊富な片付け事例で実際にかかった費用もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。