元気なうちに終活の相談をしましょう
孤独死とは
孤独死とは、他人に看取られることなく、自宅で亡くなることを指します。
年間の孤独死者数は推計で3万人を超えたといわれています。なお、一般社団法人日本少額短期保険協会孤独死対策委員会の「孤独死レポート」によると、孤独死の原因の6割以上が病死となっています。住居内で突発的な発作などを引き起こしても、誰も助けを呼ぶことができずに孤独死するケースが増えているというこです。
以下、孤独死の主な原因を挙げていきます。
原因①単身世帯の増加
一般社団法人日本少額短期保険協会孤独死対策委員会の「孤独死レポート」によると、「単身世帯」と将来的に単身世帯となる可能性がある「夫婦のみの世帯」が増加しているとあります。高齢者による単身世帯は、周りに自身の健康状態を把握できる人がいなければ、孤独死のリスクも高くなります。
原因②貧困
貧困と孤独死には密接な関わりがあります。高齢者の単身世帯において、金銭的に貧しい状況であれば、治療費を払うことができないケースがあります。病院へ行くことができなければ、体調も悪化していき、最終的には孤独死へつながってしまいます。このように、単身世帯の貧困は世代に関わらず、孤独死の原因となっています。
孤独死の後始末は誰がする?
孤独死があった現場では、発見されるまでの間にご遺体が腐敗してしまい、部屋は汚れてしまいます。そのため、部屋をきれいに清掃する必要があります。その場合の清掃は特殊清掃業者に依頼しましょう。
ご遺体の発見後、警察の現場検証が済めば、葬儀とともに現場の清掃の手配を行います。ご遺体の腐敗で汚れた部屋は特殊な薬剤等を使って清掃するため、特殊清掃業者への依頼はマストといってよいでしょう。
孤独死の対策方法
社会問題となっている孤独死ですが、自治体などの協力を得ることで対策も可能です。少しでも孤独死のリスクを減らすために、まずは情報を得ることから始めていきましょう。
親族・知人向けの孤独死対策
まずは親族や知人向けの対策方法となります。
①高齢者施設の利用
もっとも安全なのが、老人ホームなどの高齢者施設を利用することです。周りに人がいる環境をつくることで、孤独死のリスクを避けることができます。
②自治体サービスの利用
自治体のサービスを利用することも可能です。自治体によって対策はさまざまですが、地域課職員などが単身世帯の高齢者のもとへ定期的に戸別訪問したり、ボランティア活動への参加有無などで地域が連携して状況を確認するなどの方法が取られています。
③見守りサービスの利用
企業も高齢者に向けに見守りサービスを提供しています。
・郵便局の見守りサービス
・セキュリティ会社の見守りサービス
・インフラ系会社の見守りサービス
・スマートフォンの見守りアプリ
さまざまな企業がサービスが提供していますので、是非活用してみましょう。
大家・賃貸オーナー向けの孤独死対策
賃貸別件で孤独死が発生したら、大家や賃貸オーナーも困ってしまいます。未払いの家賃や部屋の修繕費用など、その損害は大きいです。そこで、大家や賃貸オーナー向けの孤独死に備えた「孤独死保険」というサービスがあります。
孤独死保険とは、特殊清掃や未払いの家賃などを補填してくれる保険のことです。これに加入することで、家族と連絡が取れない場合も大家や賃貸オーナーへの負担を減らすことができます。
特殊清掃が必要な場合の費用相場
部屋がご遺体によって汚れてしまった場合は、特殊清掃業者へ依頼する必要があります。
以下は、間取り別の費用相場になっています。
間取り | 費用相場 |
1K | 30,000円~100,000円 |
1LDK | 80,000円~200,000円 |
2LDK | 120,000円~250,000円 |
3LDK | 170,000円~300,000円 |
※上記の金額は概算となっています。
続いて作業別の費用相場です。
作業内容 | 費用相場 |
床上清掃 | 30,000円~ |
浴室清掃 | 40,000円~ |
消臭剤・除菌剤の散布 | 10,000円~ |
オゾン脱臭 | 30,000円~ |
※上記の金額は概算となっています。
特殊清掃の費用相場は、部屋の間取り作業内容によって大きく異なります。たとえば、ご遺体の発見が遅くなればなるほど、ご遺体に腐敗は進み、害虫なども発生してします。そうなると、部屋を原状回復させるためにリフォームやオゾン脱臭などが必要になり、費用はかさみます。
特殊清掃業者の選び方
特殊清掃業者を選ぶポイントは、複数の業者から見積もりをとることです。
複数の業者からの見積もりを比較することで、大まかな相場を把握することができます。その際に、安すぎる業者や高すぎる業者は怪しい業者の可能性があります。
また、各会社のホームページに実際にかった費用の事例も掲載されているので、参考にしてみましょう。
特殊清掃業者を探すなら「いい整理」
ここまで、孤独死や特殊清掃業者について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは孤独死が発生しないように、あらかじめ対策を取るようにしましょう。なお、すでに特殊清掃業者が必要な状況にある方は、鎌倉新書の「いい整理」にご相談ください。
鎌倉新書の「いい整理」では、初めての方でも安心してご利用いただけるようにご相談から作業完了までしっかりとサポートいたします。
専門スタッフが親身に対応いたします。どんな素朴な疑問でも、お気軽にお尋ねください。
また、孤独死が心配なおひとりさま終活のご相談は、弊社サービスの「わたしの死後手続き」(0120-487-413)までご連絡ください。
生前契約のこと、死後事務委任、身元保証、生活支援やそのほかの終活にまつわるお悩みなど、専門の知識をもったスタッフが丁寧に対応いたします。